2022年 開運の鍵は「星の自覚をもつこと」
あけましておめでとうございます。
傷心して都を離れてからというもの、こちらではお正月気分はあまりなく、まだ心は喪に服しているかのよう(といいつつ、カウントダウンは大騒ぎして満喫する)。
そんな引き続き静かな田舎でお正月を過ごすなかで、今年は占い雑誌『myカレンダー』さんのオリジナルスプレッド企画「行く年来る年スプレッド」を、引いてみました。
インスタでアップしたのですが、そもそもSNSの中でも文章を読むには向かないので、十分長文なリーディングを改めてこちらでしたためておこうと思います。
このスプレッド、シンプルだからこそとてもわかりやすい…!
要するに、2022年に手放して、それによってできた余白に入り込んでくれる——迎え入れることのできるエネルギーを、2枚のカードで読み取ってみよう!ということ。
「手放し」は本当に難しいことのように思われますが、できた瞬間には「なーんだこんなものか」、と拍子抜けするほど単純かつパワフルなこと。
だからこそ、とっても難しいことでもあるのですが。
いわゆる開運には必須の技術でしょう。
さて、今回いつか押し付けられた「Aura-soma Tarot 2005」と、キラキラデザインに心奪われた作家さんの「lucinetarot(twilight)」の2デッキで、私が愛する、私の周辺で出逢い・関わってくださる人々の目線、そして自分自身の目線の2つで引いてみました。
まずは愛するあなたへ。
左が「手放す力」、右がそうして「迎える力」。
手放す力は「星」のカード。迎える力は「ワンドのクイーン」のカード。
「星」は追うものでなく、成るもの。
あなたは星を追うことをやめて、星として振る舞う時。
星はまさに「スター」の象徴つまり理想像ですね。その言葉の通り、ステージの上で輝く「スター」。
昭和から平成にかけて存在したトップスターのような存在ですが、この場合もうすこし身近な、尊敬する人、理想とする人、のようなものをさします。
こんな人になりたい。こんなふう(理想)でありたい。
この人に認められたい。この人と肩を並べたい。
そういう目標があることと、それに向けて歩みを続けられることは素晴らしいことです。
ですがそれらに固執してもいけないと、わかっているはずです。
一生懸命追いかけていても、こんなに努力しているのに、報われない…。
そう傷ついてしまうことがある。
もっと頑張らないと、置いていかれる。
置いていかれたら、ひとりになってしまう。
そんな恐怖がよぎることもあるでしょう。
ですが、そろそろあなたは、その追い続けている強い光から一度目を閉じて、そっと周囲を見渡してください。
あなたの光を追いかける人がいます。
あなたを光だと、みている人がいます。
それに気づくには、あなたの目をも眩ませてしまう強い強い光から、ほんの一瞬でもいい、目をそらして、振り返ってみてください。
あなたが決して孤独でないことがわかるはずです。
ただ、その「理想」から眼をそらすことは、手放しですから少し勇気が必要かもしれません。
光を背にして立てば、影がおちる。
でもその影の中に、あなたを孤独にしない、あなたを「あなたが星だ」と言ってくれる存在が、いるのです。
その恐怖を手放して、盲目的にフォロワーでいる自分に気づいて、”あなたという星”に気がついた時に手に入れる力は、他者を大切に思いやる力という「スター」たる者には必須の力。
これが右のカード「ワンドのクイーン」
ワンドは情熱。世界を創造する原動力です。それを司る女王の力を手に入れます。
あなたは本物の星になる時、その力を手に入れるのです。
女王は女性性であり、「思いやり」「慈愛」を連想させます。
女王がまっすぐと見つめるのは、対である存在「王」です。
王を下支えするその強力なバックアップはまさに「思いやる心」「慈しむ心」なのです。
もし、手放すことが難しい時には、先にこの女王の力を得た後のことを想定して、振る舞ってみてはいかがでしょうか。
まずは自分自身にその「思いやり」を向けてみること。
一向に振り向いてくれない存在を、血眼で、全身全霊で追いかけることは、自分自身への思いやりある行動ですか?
あなたを褒めそやし、あなたの存在を喜んでくれる人の言葉にしっかりと耳を傾けて、
「こう言ってもらえてる、自分がんばってきたんだね!」
と喜び、労わることから始めましょう。
ちなみに、「僕にはフォロワーがいたんだ!よし!理想の星らしく、フォロワーのためにがんばるぞ!!」は空回りして自滅するので、よした方が良いでしょう。
星のカードの彼女は、余裕の表情で尽きることのない光をもち、フォロワーのためにエネルギーをこちらへと送ってくれています。
自分自身という器のなかが光で満たされて、溢れ出た光がフォロワーを潤すのです。
つまり、自分が満たされていなければ、他者のためになることは難しいのです。
まずは、自分自身を大切にするところから。
それが、あなたという美しい輝きを放つ星を、より一層磨き上げる第一歩となります。
2021年、何人かの方に協力してもらい、占星術の基本であるネイタルチャートを読ませてもらいました。
その中で私より少し年下の人たちには共通して、言い聞かせるかのように伝えた言葉がありました。
「今までの”当たり前””ふつう”といった、一般平均・最大公約数から離れた道を選んだとして、それらが安心・安全だった親くらいの世代には、反対されたり眉をひそめられたりするかもしれない。
けれども怯まずに、自分の思った通りに貫いてほしい。
その背中を見て、勇気を与えられる人があなたたちの下の世代にいる。
新しいあり方のリーダーになるんだという気概で、やっていってほしい」
カードを読んだ時に、ああこの言葉たちは間違いではなかったと思いました。
と、それらしいことをつらりつらり、綴ってみました。
占いは当たるも八卦、当たらぬも八卦のOASOBI。
あなたの胸を打ち、あなたの新しい一年がより楽しめるものとなってくれたなら、それほどおもしろいことはありません。
ちなみに、私個人の手放すものと迎えるものは
「太陽」と「ソードの8」でした。
ニヤリ。
今年もどうぞこんな私を、よろしくおねがいいたします。
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