ひといちばい


他の人と”分量”が違うということに、気がつき始めた。


人に対する想いとか、何かから受ける想いとか、想念とかそういう目に見えないものが、インもアウトも「人一倍」の分量なんだと。

想いを抱く方向性が逸脱しているのではなくて、その抱く思いの分量が人一倍。


たとえば、仕事で出会うお客様。

どんなに腹がたっても、どんなに共感できなくても、相応のサービスをするのが仕事。それは結婚式だとウェディングプランナー自身が一番感じるものだと思う。

けれども、時々私がプランナーの思いの丈を追い抜いている時がある。

プランナーが手を抜いているとかではなくて、私のほうが異常値だということは強調しておきたい。

(私の目線で)ちょっと目をかければ、それは周囲からはおおきな「ご贔屓さん」扱いらしい。

自覚があるレベルの時と、自覚しないレベルの時とあって、上長に時々怒られる。


たとえば、人間関係。

自分が誰かに「想い」を抱く時、それは一般的に重いことを知っている。

べつに恋愛だけではなくて、友人であったりしてもそう。昔から「自分が思っているほど、相手は自分のことを想っていないな」と感じるので、どうにも友達に対して積極的なアクションが取れない。

「うざいよな」「重いよな」

で、最終的に

「呼ばれるのを待とう」

人間関係で積極的なことはできないままになってしまった。


「その想いに応えられると思えない」

ええむしろ、応えられる人間がこの世にいるとも、思っていません。

ずっとそれは”自分に自信がないから”だと思っていたけれど、そうじゃなくて、人一倍なんでもかんでも重いんだ。

そらあんさん、むりどっせ、あてと同じだけ想うて。

だから、負担をかけたくないから距離は取りたいんだけれど、さみしいから見えるところにいてほしい。


twitterがやめられないのは”みんな見てるだけで触れてこない”距離。遠巻きに、そっとしておいてくれるから。

ステージの上にいるのは見てほしい。でも降りた時に話しかけたりしないほうがいいと思う。幻滅するのはそちらだから。

たぶん自分と同じだけ「重い想い」の人か、もしくはこの重さを気にも留めない人くらいが、ちょうどいいのかもしれない。

私が早口で語っているのを、同じく自分も喋りたくてあんま聞いてなくて、早口で語り返してくれるくらいがいい。

右から左で聞き流して「(またなんか一生懸命しゃべっとるな)」と流すか、論破してくるか、別の話題を振ってくるくらい興味がないくらいがいい。

頭では、わかりはじめてる。

自分を不幸に追いやるのも、孤独に追いやるのも、自分自身でわざと選んでいる。

100:0な性質(たち)だから、余計にさせているかもしれない。


”金星”が蟹座にあるのに、他の星々をくぐり抜けてノーアスペクトだからかもしれない。

無意識に、垂れ流すから、量の調節ができない。

100:0性質については、修正して行こうねと言われたばかり。

ネイタルチャートの不思議は、今度聞いてみようと思ってちょっと有名な人の予約を取ってみた。

時間がかかるんだろうけど、自分で作ってきた孤独にやっぱり耐えられない。


Photo by Anthony Tran on Unsplash

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