水瓶座新月『新世界にて』
水瓶座の宮に惑星達が集まって、祝宴を開いているかのような新月の夜明けがやってきます。
旧正月ですから、まさにお祝い。新しい世界がいよいよ始まったのだと感じさせてくれます。
「新しい世界で価値観が変わる」
重きをおくものが変わるというのは、昨年末に「風の時代」が始まった時から言われていましたが、まさに自由で独立した気風。
あちらからこちらへと、どこへ移っても
染まる必要がなく
あなたが、あなたのままでいられる世界
では「価値あるもの」とは何でしょうか。
どこへ移ってもいける世界ということは、どこへ移っても変わらないものが必要なのではないでしょうか。
それは「あなたが、あなたである証明」になるもの。
いわゆる「自分軸」だったりもするかもしれませんね。
最近私が出会った人で、素敵だなと思う方が「美学」という言葉を使っておられまして。とってもしっくりきました。
これまでの世界で「あたりまえ」「ふつう」「常識」とされていたものがどんどん溶ろけていて、教科書的な基準がなくなりつつあるなと感じます。
誰かと話していても
「え!それって普通なん?
え!それに当てはまらへんのはダメなん?
私のコレって違うもんなん!?」
と相手の思う普通のことと、わたしにとってのソレとが全く異なっていて、頭が大混乱を起こして先日ショートしました…。
そこで彼女の言葉を借りてみます。
「それは、私の美学には反するようです」
すると、それはそれはナチュラルに自分の世界に帰ってくることができました。
きっと相手の言う「普通」を受け入れようとして、相手の世界に入ってしまっていたのでしょうね。
魚なのに空に入ろうとしていた気分です。
「価値基準が違う!」
かの鬼を滅する炎の柱はこのように言います。
彼の言葉を借りる場合ですと、そう言えるだけの「自分の価値基準」をもっているか、ということでしょうか。
—「あなたの価値を高めていきましょう」
今まで、たくさんの人々の支持を集めて大国を築いた人にとっては、民衆が外に出ていって小国を乱立させてしまうように見え、恐ろしいかもしれません。
「そんなことをしては、混乱をきたしてしまう!」と。
大国を収めるだけの能力も、素晴らしさも持っている人ではありますが、残念ながら民衆は地面を離れ空に舞い上がって行ってしまいます…。
もしかすると、王君あなたもいっそのこと、空に舞い上がってしまえばいいかもしれませんね。
大丈夫、同じように地に足をつけていたい人もまだおります。お好きな方を選びましょう。
「新しい世界がついに始まるんだ」
期待に胸が膨らみながらも、未知であることはたしかで、不安の色がその声に混じっている。
今までと全く違う世界になってしまうことは、恐ろしい。きっと彼らも同じことだろう。だからこそ、守らねばと戦うことを選んだのだろう。
「その恐怖は、わたしにもあるさ」
そうなのだ、誰もが変化は恐ろしい。それでも、新しい世界はやってくる。
きっと時間をかけて、言葉を交わしていく他ない。
時間がかかったとしても、きっと各々のおちつく世界が訪れる。
この新月をみていると、頭の中で断片的なストーリーが錯綜していきます。
あと、物語なのか、比喩なのかわからない次元のインスピレーションも混ざってきます。
スピンオフや考察が本編と一冊になった本みたいに。
話が続いているように思っていたらナチュラルにスイッチしよります。
ぶりぶりの魚座海王星っぷりです。溶けすぎ。
さあ照らせ
彼が背中を押す
あなたを置いて、ゆけと言うのですか
間も無く夜明けがやってくる
二人でいられる数少ない、わたくしの大切な時よ。
限られた時の中で見つけることができる「価値あるもの」
時は流れていくけれども、その流れは岩を削るのではなく、砂を丁寧に積み上げていくはずです。
時が流れなければ、得られない価値もあるのです。
時間をかけるしか、ないことも
時間が問題を解決してくれることも
きっとたくさんあるのでしょう。
ただ「いつか動き出すさ」と、見ないふりをしてきたものも、そろそろ自ら動かねばなりません。
その包帯の下の傷は、かつてあなたをえぐったその深い傷は、きっともう塞がり始めている。包帯を外してみてごらんなさい。
堰き止めていた時間を、再開する時が来ました。
傷つき、疲れ果てていた人々も、始める時が来たのだとせんど言われている気はするのですが、ここでもう一度背中を押されていることを自覚していきましょう。
私のように臆病だったり、思慮深すぎて腰が重い族がまだいるようですので。笑
限られているのに 変化していくことを 止めることはできない
ならばともに、変わっていけば良いのです。
たとえ、かたちを変えても変わらずお傍に居りましょう。
いっそ、理性を手放して、あなたに溺れてしまいたいと思っているのだ。
では、なぜためらうのですか。
今まで足をつけてきた世界と違うからですか。まるで鎖でもついているかのような言い草です。
そう言われて足元をよく見ると、別段鎖などなにもない
決して 繋がれてなどない
でも私などが、あなたと居ることができるのだろうか
空の上で、あなたをもし失ったなら、空にとどまることなどできないだろうに。
まさか、あなたを空へよこすのは、わたくしではありません。あなたは自ら空に上がるのです。そうできるのですから。
そうして空に来てくださるなら、私はあなたを正面から見つめることが許される。
自ら空に上がることができるのだと 知ってください。どうか。
Photo by Jordan Steranka on Unsplash
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