夢で会えたら


朝アラームが鳴った時、スヌーズで一旦止めてしまう。

10分後…また起きなくちゃいけないのだけど、そのまどろみの10分で会いたい人に会える気がしてしまうから、どうにも会えるまで繰り返してしまうのです。



夢を見るメカニズムは、細かいところはまだ未解明らしいけれど、とりあえず「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」のサイクルの中で、レム睡眠中に夢を見ているから、レム睡眠中に覚醒すると夢を覚えている、ということらしい。

だから「今日は夢を見なかったな」と思っても、たまたまその日はノンレム睡眠中に目覚めただけで、夢はちゃんと見ていたはず…。

目覚めた時に、「ストーリーは覚えていないけれど、誰に会っていたかの体感は覚えている」ということが多々あります。

顔は一切見えなかった、けれどあの体感はきっとあの人だ。

そういうふうに、関わったことのある人だと、ビジュアルイメージよりもその人といるときの感覚だけが、夢の記憶に残っていることがあるのです。

これはきっと、会ったことのある人だから、できること。

最近久しぶりに二次元だったり、タレントさんだったり、現実とは別に「推し」をもてる楽しさを思い出してきたのですが、どんなにその人に夢で会おうとしても会えません。

こういうときは、夢で会えない。

だってその人は(タレントさんであったとしても)”私の”現実にはいない人で、会ったことがないから、その人と会った時に覚えることのできる、その人のエネルギーの体感を私は知らないのです。


私の場合、あまり夢で人にあったとしても、会話もなければやりとりもない、ただそこに在った、というだけの夢が多く、それだけでとても幸せな気持ちになるのです。

それはきっと、会えた人のエネルギー…と言うか存在感を感じるから、そのエネルギーに包まれたような感覚があるから、幸せな気分でいられるのでしょう。

眠る時、私の妄想ファンタジーのなかでは

人はみんなどこか同じ、大きなところに接続しているのだと思っていて、

夢はもしかしたら、その接続した時に誰かと混線するから出会えるのかもしれない。



Photo by Kinga Cichewicz on Unsplash


コメント

このブログの人気の投稿

「イマドキ」にアップデートした実写版『リトル・マーメイド』

みんな普通でいる努力をしている